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読み方

大人(おおひと) 

別名

巨人(おびと)
巨人(きょじん)

概要

当時の人間より大きな人、または、などの人以外の存在のこと

大きさ

六尺(約180㎝)から山を一跨ぎできるほどと様々なものがいます。

扱い

遺物と共に伝承されることが多いので、日本各地で伝説化しているものも多いです。
しかし、なかには見世物とされていたものもいました。

事例
①場所不明
万寿3(1027)年4月頃、身の丈七尺(約200㎝)余りの女が丹後国(京都府北部)から船に乗った。船中で※1酒飯があった時に周りの人が皆病気になったので着岸したが、死んでしまったという
※1 酒や食事がふるまわれていたという意味です。

②東京都
これは山の神と云うものか山男と云うものかは知らぬが、※2矢張或男が二人の巨大な怪人に会った。※3一人は眼が実に物凄く、一人は富士山よりも大きかった。会った男は病みついて其の後小笠原諸島へいって死んでしまった
※2 「やはり、ある男が…」の意味です。
※3 原文に眼が物凄くとあるため、詳細は不明ですが、大きさや眼光の意味と思われます。

③和歌山県
大人が天から下りてきて、一夜にうちに荒地を切り平らげて人の住めるようにした。村人は喜んで七堂八社を作り、大人を大梵天として祀った

まとめ
・大きい、人以外の存在
・大きさは180㎝から富士山(3776m)より大きいものまで
・会った人は病気で死んでしまうことが多い
次回はこの大人に関連したある現代の怪異を紹介します。


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