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読み方

牛鬼の読み方は「うしおに」または「ぎゅうき」と読みます。
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茨木童子に主役を奪われた

『太平記』にて源頼光(みなもとのらいこう/みなもとのよりみつ)の家来、渡辺綱(わたなべのつな)に切り落とされた腕を、頼光の母親に化けて取り返しにくる話に牛鬼が登場します。しかし、これは後に酒吞童子の家来とされる茨木童子に役割を取られて茨木童子が一躍有名になる物語となってしまいました。




やることは地域によって様々

茨木童子に物語の主役を奪われた後、牛鬼は民間伝承の中で語られるようになりました。その際、淵や滝、海など水辺に出没することが多くなりました。

①島根県
海から現れるもので濡れ女という妖怪を斥候として使います。濡れ女は赤ちゃんを抱いた女性で海岸で出会った人間に赤ちゃんを抱っこしてくれと頼みます。それに応じて抱っこすると赤ちゃんが重い石になり手に吸い付きます。そして身動きが取れなくなったところを海から出てきた牛鬼に突き殺されてしまいます。対処法は次回紹介する「濡れ女」で一緒にしょうかいしますが、この牛鬼は足がそこまで早くないためこのような方法をとるので走ることができれば逃げられます。
②和歌山県
熊野の牛鬼は山中で人に会うと見つめて去らず、人はついに疲労して死ぬ。これを「影を吞まれる」と言います。対処法としては「石は流れる、木の葉は沈む、牛はいななき馬吼ゆる(馬がほえる)」と逆さごとをいうといいと言われています。
③京都府
ある人が久美浜湾で夜釣りをしていると、向こう岸から呼ぶ人がいましたが、船を着けても誰もいません。すると今度は元の所から呼ぶ声がするので、陸に上がって声の後を追いかけましたが、行けども行けども声は遠くなるばかりで、あきらめて舟に戻ると釣った魚が全てとられていました。また、帰ろうとしても迷ってしまい中々自分の船小屋に帰れませんでした。これを「牛鬼につけられた」と言います。


姿も地域によって様々

上記の地域でのお話に出てくる牛鬼の姿をまとめました。

①島根県
牛と同じような姿ですが、大きな目が額に一つあるだけというのが普通の牛と異なっているところです。また、出雲では白く光るチョウのようなもので、雨が続いて湿度が高いときなどに橋の辺りに現れて、通行者の体にまとわりつくと言われていますIMG_7170
②和歌山県
猫のような体と1丈(約3.3メートル)もの尾を持ち、体が鞠(まり)のように柔らかいので歩いても足音がしないそうです
③京都府
姿が見えないため、不明

まとめ
・有名な物語の役を茨木童子にとられた。
・水辺に住むことが多い
・いろいろな姿や方法で人を殺そうとする
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