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 読み方
幽谷響(やまびこ)と読みます。また、山彦(やまびこ)とも書きます。

場所による別名

静岡県では様々な別名があります。南伊豆では山の小僧(やまのこぞう)、中部では山の婆々(やまのばば)西部では山のオンバァと呼ばれます。
また、関東地方ではアマンジャク、鳥取県では呼子(よぶこ)又は呼子鳥(よぶこどり)があります。
このように様々な名前があります。

妖怪カテゴリー

納得の妖怪です。

どんな怪異・妖怪?
山中で聞こえる声の怪異です。
これは、声の反響による起こる現象「やまびこ」のみでなく、誰も何も話していないのに聞こえてくる声もこの怪異に含まれます。

属性

山の神やその眷属としての属性を持っています。
IMG_7393
誕生の経緯の考察

山で大きな声を出すと他の山や谷に当たり反射することで、少し遅れて聞こえてくる現象があります。
現代では、反射現象として常識となっていますが、当時の人々にはなぜそんなことが起こるのか理解できませんでした。
その理解できないことに恐怖を抱き、その現象に対して山の神やその眷属による声真似だと結論を出したのだと考えられます。

事例紹介
鳥取県
山彦は山の神に使われる化け物の声である。雪山で暖を取ろうとした猟師が枯れ木をポンと折ると、向こうの森からポンと音がする。驚いてアッといったら、アッと答える。肝をつぶして逃げる途中、煙草に火をつけると高い音が出てしまったので「思わぬことをした※1」というと、化け物も「思わぬことをした」と真似た。その後は何も怪しいことがなく、無事に帰り着いた。
※1:そんなことをするつもりではなかった

高知県

ヤマヒコの怪とは昼夜問わず深山で突然聞こえる声である。

まとめ
・呼び名がたくさんある
・反響した声が正体
・声以外にも木を折る音も真似る

オーイ!! やまびこ (1)
矢口高雄
eBookJapan Plus
2014-12-19

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