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読み方

山童(やまわろ/やまわらし)

出現場所

夏は山、冬は川に現れます。

 姿
童(子ども)の姿をしていますが、全身が毛に覆われています
また、一つ目の姿で描かれていることもあります。
山の怪異・妖怪において一つ目であることは特別な意味があるのでこの山童も特別な存在と考えられます。
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生態

山に群居して、「ヒューヒュー」や「ヒョイヒョイ」などの鳴き声をあげながら移動します。
人を恐れずに近寄ってきますが、犬や金物を嫌います。
また、風呂や相撲を好みます。

得意なこと

人の声真似が得意で、ヤマワロが「山笑う」の意味と考えられることもあります。
また、人の声真似をするということで、地域によっては山彦とも呼ばれます。
また、サトリ、カシャンボ、セコ、カリコボウズなどの山中の妖怪とも多くの共通点があります。

人との関わり

酒やお米を好んでいるので、それらと引き換えに山仕事を手伝ってくれます。
しかし、人が約束を破ったり、礼を欠いたことをすると災いとなります。

夏と冬で出現場所が違う理由

山童は、童の姿であることや風呂や相撲が好きで、金物が嫌いなことなど河童との共通点が多いので、ヤマワロとカワワロ(河童)を同一視する地域も少なくありません。
柳田国男の『山の人生』では、ミズシン・ガアラッパと呼ばれる九州の河童が冬になると山へ還り山童となり、夏になると再び川へ戻り河童となることが紹介されています。
また、他にも鹿児島県では季節に応じてヤマワロがカワタロウ(河童)になるという事例があります。

まとめ
・山童は1体ではなく妖怪の種類である
・様々な妖怪との共通点がある
・人が好きで犬が嫌い
・お酒やお米で労働力として雇える
・河童の夏の姿でもある

山の人生 (角川ソフィア文庫)
柳田 国男
KADOKAWA
2013-01-25


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