にほんブログ村
読み方
火車(かしゃ)
妖怪カテゴリー
教育・教訓の妖怪
生態
生前、悪行を行った人の葬列を襲って、棺桶の死体を奪っていきます。
中世、近世の六道絵(ろくどうえ)や熊野観心十界図(くまのかんしんじゅっかいず)などには、亡者を乗せて地獄へ飛び去る火車の図が描かれています。



正体
荷車を引く地獄からの使者として描かれていますが、その正体は「猫」とも言われています。
年を取った猫が火車へ変化すると言われており、猫又(ねこまた)と同一視されることもあります。
そのため、火車が動物的に描かれているものも多くあります。
死者を狙う理由
火車が狙う死体は、生前悪行を行った人のものです。
そのため、死後地獄へ行きたくなければ悪事に手を染めるなという戒めのために使われる仏教説話です。
死者の運び方
荷車に死者を乗せて運ぶ方法ももちろんありますが、著者不詳『奇異雑談集』では、空から雲に乗ってやってきて、そのまま死者をつり上げて奪い去ろうとする絵が描かれています。

英雄譚と義理深い話
火車の話は英雄譚と義理深い話があります。
そもそも、火車は人が悪行を行わないように戒めるための妖怪ですが、もし、悪事に手を染めて死後火車に連れ去られそうになったらと考えると不安になるのが人間です。
さらに、その不安を解決できれば大きなビジネスチャンスにもなります。
そこで、生まれたのが火車を追い払う僧侶の英雄譚です。
それにより、悪事を働いたものも救うことができるという仏教の広い心と僧侶への尊敬の念を集めることに成功しました。
特に雷災の多い山間部を中心に「火車落とし」の呪符や呪術的儀礼が行われていました。
例えば、山梨県では、葬式で列を作っていると、暗雲が出てきて火車が棺をつるし上げて奪おうとしたが、僧侶が印を結んだら火車は棺を下ろして消えたという話が残っています。
その後、庶民へ話が広まるとともに教育・教訓の話から娯楽へと変化し、僧侶が侍となり、火車の腕を斬り落としたという類話も発生しました。
また、義理深い話としては、貧乏寺の飼い猫が恩を返すために火車に化けて参列を襲います。そこにその貧乏寺の和尚が現れ、打ち合わせの通りに火車を退けて、その地の領主の信頼を得て寺を再興する話があります。
派生した妖怪
火車をモデルとして生まれた妖怪もいます。
それは、「片輪車」「輪入道」「朧車」の3体の妖怪です。
いづれも車の妖怪ですが、火車のように死者を奪うといった死後に直接関係するものはいません。
まとめ
・死体を運ぶ
・正体は猫
・お寺への敬意を集めるための話が多い
・「片輪車」「輪入道」「朧車」のモデル
皆さんは、死後連れていかれるようなことをしていませんか?



中世、近世の六道絵(ろくどうえ)や熊野観心十界図(くまのかんしんじゅっかいず)などには、亡者を乗せて地獄へ飛び去る火車の図が描かれています。



正体
荷車を引く地獄からの使者として描かれていますが、その正体は「猫」とも言われています。
年を取った猫が火車へ変化すると言われており、猫又(ねこまた)と同一視されることもあります。
そのため、火車が動物的に描かれているものも多くあります。
死者を狙う理由
火車が狙う死体は、生前悪行を行った人のものです。
そのため、死後地獄へ行きたくなければ悪事に手を染めるなという戒めのために使われる仏教説話です。
死者の運び方
荷車に死者を乗せて運ぶ方法ももちろんありますが、著者不詳『奇異雑談集』では、空から雲に乗ってやってきて、そのまま死者をつり上げて奪い去ろうとする絵が描かれています。

英雄譚と義理深い話
火車の話は英雄譚と義理深い話があります。
そもそも、火車は人が悪行を行わないように戒めるための妖怪ですが、もし、悪事に手を染めて死後火車に連れ去られそうになったらと考えると不安になるのが人間です。
さらに、その不安を解決できれば大きなビジネスチャンスにもなります。
そこで、生まれたのが火車を追い払う僧侶の英雄譚です。
それにより、悪事を働いたものも救うことができるという仏教の広い心と僧侶への尊敬の念を集めることに成功しました。
特に雷災の多い山間部を中心に「火車落とし」の呪符や呪術的儀礼が行われていました。
例えば、山梨県では、葬式で列を作っていると、暗雲が出てきて火車が棺をつるし上げて奪おうとしたが、僧侶が印を結んだら火車は棺を下ろして消えたという話が残っています。
その後、庶民へ話が広まるとともに教育・教訓の話から娯楽へと変化し、僧侶が侍となり、火車の腕を斬り落としたという類話も発生しました。
また、義理深い話としては、貧乏寺の飼い猫が恩を返すために火車に化けて参列を襲います。そこにその貧乏寺の和尚が現れ、打ち合わせの通りに火車を退けて、その地の領主の信頼を得て寺を再興する話があります。
派生した妖怪
火車をモデルとして生まれた妖怪もいます。
それは、「片輪車」「輪入道」「朧車」の3体の妖怪です。
いづれも車の妖怪ですが、火車のように死者を奪うといった死後に直接関係するものはいません。
まとめ
・死体を運ぶ
・正体は猫
・お寺への敬意を集めるための話が多い
・「片輪車」「輪入道」「朧車」のモデル
皆さんは、死後連れていかれるようなことをしていませんか?



スポンサードリンク
