にほんブログ村 歴史ブログ 日本の伝統・文化へ
にほんブログ村
妖怪の姿を作るということ
妖怪って何?」で妖怪と神は本質は同じものとお話ししました。
古代日本では神の姿を模したものを作るというのは恐れ多いことでした。そのため、古代には神の像はなく、仏像は仏の足跡👣のみでした。その後、仏の教えを教えるために経典の内容を絵にすることから始まり平安時代になると地獄図において妖怪の前身の地獄の獄卒が描かれるようになりました。
IMG_20180524010_s

妖怪を作る4つのポイント
妖怪を作るには4つのポイントがあります。そのポイントとは、「怒り」「サイズ」「」「能力」です。
まず、妖怪とは霊魂全般の「荒れた状態」であり、霊魂とは人や動物、器物に至るまで様々なものが含まれています。そして荒れた状態とは、すなわち怒りであり、怒りのエネルギーによって「怨霊」へと変化し、怨霊の姿は古代より「鬼」として語られていました。
次に、サイズによる妖怪の特性です。これは猫とライオンを想像して見るとわかりやすいです。どちらもネコ科の動物ですが、大きいライオンには力で勝ち目ないため恐怖を感じますが、小さな猫に対しては恐怖よりも愛らしく感じます。つまり、怖い妖怪を作りたかったらその姿を大きくしてかわいい妖怪を作りたかったらその姿を小さくするといいです。
そして、時とは時間のことです。「古狸」や「老狸」、「古狐」や「老狐」など、長い年月をかけて妖怪化したものには「古」や「老」という言葉を使って表されています。この長い年月で妖怪化するのは動物や物だけでなく人間にも言えることで、山姥などはそれにあたります。
最後に能力です。妖怪には様々な能力を持つものがいますが、その中でも最も重要な能力は「化ける能力」です。それは妖怪のことを「化け物」などと呼ぶことからもその重要性が見られます。この「化ける能力」には2つの意味があります。1つは本来の姿から別の姿へ「変化」する能力です。例えば、キツネやタヌキが人や物に化けたりすることです。これにより妖怪は正体を隠して、容易に人間に近づくことができます。もう1つは、「巨大化」または「変形」です。本来の姿より大きな姿になったり変形することによって相手を威嚇して戦意を消失させます。

妖怪のカテゴリーと作成方法


納得の妖怪
昔の人々は不可思議な現象に対して妖怪という原因をつくることによってその現象に納得をしました。
そこで生まれたのが納得の妖怪です。
そのため、納得の妖怪を作成する場合に必要なのは、不可解な現象です。不可解な現象というと難しく感じると思いますが、そんなことはありません。ある行動をするといつも起こる原因がわからない現象を考えればよいのです。例えば、書店で本を探しているとトイレへ行きたくなることがありませんか?その現象は書店のトイレにいる妖怪の仕業だとしてそこから妖怪の名前や能力などを考えていけば作成ができます。他にも電車に乗って座っているとついついウトウトして眠ってしまうことについても自分は起きていたが電車にいる妖怪によって眠らされてしまうなどです。
このような、ある行動をすると高確率で起こるが原因がわからないものや自身の失敗を妖怪の仕業と考えて作成します。

教育・教訓の妖怪
教育・教訓の妖怪は、善悪の区別がつかない子どもが悪いことをした際に理論で説明しても理解ができないため、子どもにとって好ましくない妖怪が来ると言って反省させるための妖怪です。
そのため、教育・教訓の妖怪を作成する場合は、対象となる人物とそれに対する禁止や戒めを考え、それを破ったらどうなるのかを考える必要があります。
例えば、道にゴミを捨てる子どもに対しては、道にゴミを捨てると妖怪が来てゴミを捨てた子どもをゴミに変えてしまうなど多少強引でも禁止事項を破ることへの恐怖を与えることが重要です。

発見された妖怪
発見された妖怪は、実際に目撃例が多数あるが実際に捕獲や生態研究をされていない妖怪です。
この妖怪は不特定多数の人々が同様のものを目撃しなければならないため他のカテゴリーのように作成することは不可能です。
もし、どうしても作成したい場合は、作成したものを道端や森など多くの場所で多数の目にさらし尚且つ名前も生態も不明で何をするのかわからない神出鬼没を自身で演じなければなりません。

娯楽の妖怪
娯楽の妖怪はホラーや階段などの恐怖を楽しむための妖怪やアニメ・ゲームなどのキャラクターなどです。
娯楽の妖怪を作成する場合は、2パターンの方法があります。
1つ目は既存の妖怪のキャラクター化です。これは、すでに認知されている妖怪に新しい属性を付与することで新しい種類の妖怪とすることができます。例えば、近年有名なアニメ『鬼滅の刃』では既存の角があるような姿のを様々な姿で登場させています。
2つ目は新たにゼロから作る方法です。こちらの方が既存の妖怪にアレンジを加える方法に比べて難易度が高いです。ただ、、どちらにしても他のカテゴリーと比べて自由度は高いです。

作成例
①ケチャ子
妖怪カテゴリー:納得の妖怪
誕生の経緯:白い服を着ているときに限って食べこぼしをしてしまう現象から誕生した。
能力:白い服を着ている人に気づかれず食べこぼさせる。
生態:白い服を着ている人に敵意を持つ。
6edd2728

②バタパン
妖怪カテゴリー:納得の妖怪
誕生の経緯:小さいころ、パンを食べようとして落として怒られた上に、「バターの面が下だからさらに汚れてる!」と二重に怒られた。落とした私が悪いとは思いつつ、後者について怒られるのは理不尽だと思ったのがきっかけ
能力:朝、バターを塗ったパンを落としてしまうと、バターを塗った面が下にする。
生態:バタパン以外にも、ジャパン(ジャム側を床に落とさせる)、ママパン(マーマレード以下略)などがおり、3匹で行動を共にしていることが多い。
バタパン達側としては人間を困らせるつもりはなく、焦っている様子が面白くていたずら感覚でおこなっている模様。 
備考:他、眠ってるときや、ほかのことに気を取られているときに、たまたま力を発動させてしまったりすることもある。
バタパン

③鳥澄し(とりすまし)
妖怪カテゴリー:納得の妖怪、娯楽の妖怪
誕生の経緯:お母さんがどんな状態でも電話に出ると声のトーンがの声がワントーン高くなることが多く、それが子どもを𠮟っているなどでもそうなることが多い。また、電話で話した時の声と実際にあった時の声が違う人が時々いるのを不思議に思ったため誕生した。
能力:人または電話機にとりついて、声を変えさせる。
生態:鳥のような姿で女性が好き。ちょっとイケメン
鳥澄し

みなさんも不思議な現象等があれば是非ともご連絡ください。
妖怪にします。
また、この記事を読んで妖怪を作られた方は当ブログで紹介させていただきます。

日本怪異妖怪大事典
東京堂出版
2013-07-12


スポンサードリンク