にほんごとぶんか

日本語と日本文化をの授業を担当している教師「わたし」が妖怪を中心とした日本の文化について書いていきます。 生活や伝統などのメインカルチャーからアニメ・マンガ・ゲームなどのサブカルチャーまで幅広いテーマを扱っていければと思います。

カテゴリ: 日本語教育

にほんブログ村 歴史ブログ 日本の伝統・文化へ
にほんブログ村

にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へ
にほんブログ村

五節句の一つ
端午の節句は五節句の一つで、日本では5月5日に行われています。

節句とは
節句は、化古中国由来の陰陽五行説を由来とした、季節の節目に行う年中行事で、その行事ごとに食べる節句料理もあります。

節句料理

続きを読む

にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へ
にほんブログ村
学習者が混乱しやすい文型の一つ

授受表現は学習者が混乱しやすい学習区分の1つで「みんなの日本語」では初級1では単純な物の授受を「あげます」「もらいます」のみで学習し、その後初級2にて行動の授受も含む形で「あげます」「もらいます」「くれます」を学習します。「あげます」「もらいます」のみならそこまで難しくはありませんが、そこに「くれます」が増えることで学習者は大パニックになってしまいます。

違い

では、「もらいます」と「くれます」の区別をどのように判断すればいいかの基準についてお話していきます。
①「もらいます」→「欲しい」や「ください」などの発話によって要求した結果、相手が物をあげた
          り、行動を起こした場合、「~をもらいました」となる。
②「くれます」→「欲しい」や「ください」といった要求をせずに、状態等から察して物をあげたり、
         行動を起こした場合、「~をくれました」となる。
         また、「ウチ」の関係にしか適用されない。
③感謝の度合い→状態から察したり、身内のためにしてくれたりした場合に使う「くれます」のほう
        が、要求によって行動を起こす「もらいます」よりも感謝の度合いは高くなる。
        「くれます」>「もらいます」

導入例

T:あれ?ペンがありません。
 S1さん、ペンがほしいです。ください。
S1:はい、どうぞ
T:ありがとうございます。
 わたしはS1さんにペンをもらいました。

T:あれ?ペンがありません。
 え~とペンは・・・(探したり、困ったジェスチャーをする)
S1:はい、どうぞ
T:ありがとうございます。
 S1さんがわたしにペンをくれました。

T:「もらいます」と「くれます」違いますね。何が違いますか?
S:(考える)/わかりません
T:もう一度します。よくみてください。
T:あれ?ペンがありません。
 S1さん、ペンがほしいです。ください。(最初より強調して言う)
S1:はい、どうぞ
T:ありがとうございます。
 わたしはS1さんにペンをもらいました。

T:あれ?ペンがありません。
 え~とペンは・・・(探したり、困ったジェスチャーをする)
S1:はい、どうぞ
T:ありがとうございます。
 S1さんがわたしにペンをくれました。

T:みなさん、どうですか?
S:(勘のいいS数人は気づく)ほしいです。いいません。(誰も気づかなければもう一度ゆっくりするか、説明に入るかはクラスやSの状態によって決定します。)
T:そうです。「もらいました」は、わたしがS1さんに「ペンがほしい」と言いましたから、S1さんはペンをあげました。
 「くれました」は、わたしは、「ペンが欲しい」と言いませんでした。でも、S1さんは親切ですから、わたしにペンをあげました。

(文型のリピート)

(板書)
わたしS1さんペンもらいました。

S1さん(わたし)ペンくれました。
(上記板書時に、「くれました」の(わたしに)は言わなくてもよいことを説明します。)

T:「くれました」はわたしは「ほしいです」と言いません。とても親切ですから、ここの(自身の胸を示す等で「気持」を表します。)「ありがとう」は強いです。
 (板書「もらいました」の主語を示し)「もらいました」は「わたし」いいです。「S2さん」いいです。「父、母」いいです。
 でも、(板書「くれました」の受けてを示し)「くれました」は「わたし」と「わたしの~」です。「私の子ども」いいです。「私の先生」いいです。「私の友達」いいです。でも「S2さん」はダメです。
(以下、代入等の練習、定着の確認に続きます。)

授受行為は日常生活においてよく使う語なので、判別方法を覚えてより自然な日本語を話せるようになることを目標にがんばりましょう。

活動で困ったら、こちらの記事もよければどうぞ


にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へ
にほんブログ村
漢字の基本

漢字は大きく4種類に分かれています。

1.象形文字
2.指示文字
3.会意文字
4.形成文字

それぞれの特徴を見ていきましょう

象形文字

目で見たものの形を絵として描いたものが漢字に変化したものです。
例)木、日など
木


指示文字

形がなく絵で表すことができないことがらを点や線で示し、それをもとに作られた漢字です。
例)上、下など
上

会意文字

2つ以上の漢字を組み合わせて作る漢字です。
例)田+力=男、木+木+木=森など

形成文字

読み方を表す漢字と、意味を表す漢字の組み合わせでできた漢字です。
4種類の中では一番多い種類です。
例)糸+氏=紙→読み方は「し(氏)」
  日+者=暑→読み方は「しゃ(者)」など

授業での活かし方

学習者に象形文字や会意文字など文字の名前を教える必要はありません。
文字ごとの授業での扱い方を簡単に説明します。

象形文字の教え方

これは1番簡単です。
実際に板書にて絵を描いてそこから漢字に変化させて教えれば、学習者も視覚で漢字の意味とともに学習できるので、1度の学習における定着率は高いです。

指示文字

これも形成文字と同じく、板書に絵をかいてみるとわかりやすいです。
例)「上」を教える場合

(板書)

     _____


T:みなさん、ここは?

(上記板書に追記)
      ●
     _____

S:上
T:そうですね。
 上です。(言いながら板書)
      |
      ● ━━   →  上(左図とサイズを調整してください。)  
      |
     _____

会意文字

これは組合させている漢字を分解して教えます。
例えば、「男」を学習する際は「田」の意味が既習である場合が多いので「田」の意味を復習しつつ、

T:「田」で働く人はどんな人ですか?これ(💪のジェスチャー)がある人ですか?
S:💪ある人です。
T:それは男ですか?女ですか?
S:男です。
T:そうですね。これが「男」です。(「男」の「力」の部分を示し)この漢字はちからと読みます。💪のことです。
 「田」は「力」がある人が働きます。ですから、男は「田」で働く人です。

形成文字

初級では他の3つのように特別な教え方はありません。
ただ、漢字の学習が進み、「音読み」「訓読み」の概念を学習した後であれば、漢字を分解し、音はこの感じで意味はこの漢字と言ったように「音読み」と「意味」を別々に教えると効果的です。


これからも本ブログでは、漢字を含む教案に使えるネタを掲載していこうと思います。

にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へ
にほんブログ村
漢字は全レベルで鬼門

漢字はどのレベルの学生でも苦手意識を持っている人は多いと思いますが、教授法の参考になるものが中々ない‼
ということで、稚拙ではありますが、本ブログでは、わたしが使用している教材などとともに学生を漢字の世界に引き込むため、わたしが実践している方法を教材と共に紹介していきます。

漢字はイメージだ

わたしが漢字を教える際に特に気を付けているのは、学習する漢字の字形と意味を如何に紐づけできるかを考えています。
そこで、意味から場面を想像しそこにイメージを落とし込むことによって印象を残すという方法を使っています。
そんなことを言われてもそれこそイメージができないと思うので、例を挙げながら説明していきます。
「室」という漢字を例に実際に授業の流れを見ていきましょう。
T:みなさん、ここは?
S:教室/部屋
T:そうですね。教室です。教室は部屋ですね。上を見てください。
  (天井を指す)ありますね。
S:はい
(板書)
ウ冠
T:みなさん、あれは?
S:電気
T:そうですね。教室には電気がありますね。
(板書)
室2
T:下は?
S:木(教室の床がフローリングの場)/コンクリート
T:そうですね。でも、もっと下です。
S:う~ん
T:土です。
S:ああ!
(板書)
室3
T:「室」です。
 (天井を指す)あります(ウ冠を指す)
 (電気を指す)電気もあります。(一+ムを指す)
  (土を指し)下は「土」です。


というように教室内の物を活用して学生の頭を物理的にも動かしたり、イメージさせたりしそれを漢字に落とし込んでいきます。

まとめ

漢字は一方的に教えるのではなく、学生にイメージさせながら、一緒にパズルを組み立てるように漢字を作っていくような形で導入します。
すると学生も授業に参加している実感を持ちつつイメージと共に漢字が頭に残るようです。

にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へ
にほんブログ村

準備するもの

・メモ(小さいものでよい)

タイミング

導入と練習が終わってから

流れ

T:(メモ紙を配布する)
 紙に名前を書きません。
 紙には
 ①みなさんは、だれに何をあげたいですか?
 ②だれに何をもらいましたか?
 を書きます。(板書等で説明する。)

Sがメモに書いたら紙を折って回収(だれが書いたかわからないように)
T:(一枚ずつ広げ読み上げる。)
あげもらいゲーム
T:誰が書いたかをSに予想させる(「これはS1さんが書きましたの人」と言って挙手させるなど。もちろん書いた本人は「私が書きました」と言ってはいけない)

ポイント
・全て「わたしは」から始めることで誰が書いたかわからなくする。
・Tは誤字などもそのまま読み上げることでS同士で誤用を直すことができる。
・発話はできていても筆記が苦手なSにその場でFBができる。

以上、楽しく活動をしてください。
導入についてはこちら

↑このページのトップヘ